< 申し込み時に提出する課題曲の"数"は、とても大切です >
ギルド試験の申し込み締切日が1か月を切りました。
お申し込み時に先生方より、各参加者の「参加者の氏名
(賞状用)➕エントリーレベル
➕曲数」をご提出いただきます。そこで、本日はこの『曲数』がどのような役目を持っているのかお伝えしていきたいと思います。
本日もどうぞお付き合いください。
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まずこちらのギルド試験の表彰状をご覧下さい ↓
表彰状中央に【International Member】と書かれています。
時々日本の先生から「日本で参加したからインターナショナル メンバーですか?」と聞かれますが、残念ながらそういうわけではありません。
ACMは、演奏曲数別に【クラシフィケーション・タイトル】という、曲数別にタイトルをつけています。少しわかりにくい説明ですが、もう少しお付き合い下さい......
この【クラシフィケーション・タイトル】は演奏曲数別に異なり、修了書中央に記されます。ここからは主な【クラシフィケーション・タイトル】をご紹介します。
*『曲数 → タイトル』の順に並んでいます。
1曲 → Pledge
(入会レベル)
2 〜 3曲 → Local
(地区)
4 〜 6曲 → District
(都道府県)
7 〜 9曲 → State
(地方)
10 〜 14曲 → National
(全国)
15 〜 20曲 → International
(インターナショナル)
冒頭でご覧頂いた修了書の『international』というのは【クラシフィケーション・タイトル】です。
そして次の修了書(数枚)をご覧ください。
(是非上の「曲数とクラシフィケーション・タイトル」を参考にしながらお進み下さい。)
こちらは『Pledge』と書いてあるので、1曲演奏した人に贈られる修了書です。
『District』と書かれているので、4 〜 6曲演奏した参加者に贈られます。
『National』は10 〜 14曲演奏した参加者に贈られます。
次はメルマガ冒頭と同じ修了書です。
『International Member』なので15 ~ 20曲演奏した参加者に贈られます。
最後にJAZZ 部門の『International』(15~20曲)の修了書です。
この【クラシフィケーション・タイトル】ですが、特に重要となってくるのは主に『National』と『International』で参加した方々です。毎年積み重ねる挑戦が、将来へ繋がる大切な一枚となります。
ACMは参加者が大学受験の頃に近づくと、高校4年生(主に日本でいう高校3年生)に少額ですが奨学金を贈ります。毎年11万人が参加するギルド試験ですので、簡単に奨学金に応募にできるかというと......そうでもありません。
奨学金の応募にあたり、沢山の提出物があるのですが、その中の一つに「『National』以上のタイトルの修了書を10枚提出」という内容があります。
ギルド試験は1年に一度参加するのが主流ですので『National』以上のクラシフィケーション・タイトルの修了書を10枚提出するということは......単純計算で......ソロ演奏部門を10曲暗譜で参加する事を10年間行った生徒が、初めて奨学金の応募対象者となります。(上記の内容は一部の例です)
話を修了書に戻します。
先ほどまで修了書のタイトルの説明書きは『◯〜◯曲演奏した人に贈られる修了書』と書いてきましたが、実は修了書より「◯曲演奏しました!」と曲数を知る方法があります。方法は【クラシフィケーション・タイトル】と、表彰状左下にある【星印】を参考にすると演奏曲数を割り出す事ができます。
そこで修了書のタイトルと星印の関係のチャートを作成してみました。
ここからは是非上のチャートを参考に修了書をご覧下さい。
修了書には『National』というタイトルが書かれています。
そして左下には赤い星。チャートを見ると...【National +赤い星】=10曲
このような感じで、曲数を見つけ出す事ができます。
今回の「曲数と修了書」ですが...
1)修了書は先生方が生徒さんのギルド試験に申し込みを行った内容と、同じものをACM本部は用意します。なので「申し込み時の曲数」と試験で実際に演奏した「曲数」は同じでなくてはいけません。
(申し込みじに演目は決まっていなくても大丈夫です)
2)ギルド試験は一人当たりの【演奏時間の制限】はありませんが、【参加費】がエントリーするレベルと曲数により異なります。
お読み頂く前よりも、ご提出頂く『曲数』の役目をお伝えできれば嬉しいです。
本日もお読み下さいましてありがとうございました。