ACM JAPAN CENTER NEWS LETTER VOL.30
July 17th, 2017
ACM日本支部よりお知らせ:

ACM日本支部の指導者の方をご紹介するページのアップデートを開始しました。
これから修正等行っていく予定です。

https://www.pianoguildjapan.com/piano-lesson-1


ACM本部よりお知らせ:



本日もよろしくお願い致します。
by ACM Japan Risa Yamada

数日前テレビを見ていたら細川元総理大臣のご婦人、細川佳代子さんのインタビューがオンエアーされていました。細川佳代子さんは現在、知的発達障害のある人の「自立や社会参加を目的とした」スペシャルオリンピックス日本という団体の名誉会長をされているとのことで次のように述べていました。

(ハンディーキャップを持った)彼らが幸せになるか、不幸になるかは、どれだけ理解のある家族のもとに生まれるか。どれだけ理解のある国に生まれるかによって人生の行き先が決まってしまう。少しでも優しい手を差し伸べていけば、幸せな人生を送ることができる」

さてこのタイミングでいつか書きたいなと思っていた、友人クリス・サルナ(Chris Cerna)について書いてみたいと思います。少し深く読んでいただければ、ピアニストとしての彼だけでなく、あまり知られていない「アメリカ」の一部もお伝えでききるかと思います。



まずはこちらをご覧ください。

youtubeの動画に飛びます → 【 こちら 】



ピアニスト、クリス・サルナ(Chris Cerna)はハワイ大学出身で現在カリフォルニアを中心に演奏活動行っています。


動画の演奏の様子からお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、クリス目が見えません。

性格はとても明るく、友達の車に乗って移動する際、
初めて乗る車のドアをスムーズに「ガチャ」っと開け周囲は

「クリス!本当は目見えてるでしょ!」とツッコミ ^^


一緒にコーヒーを買いにキャンパス内のスタバまで歩いていると、遠くから向かってくる車の音をキャッチして「左から車が来たよー、気をつけて!」とみんなに伝え周囲は

「本当は目見えてるでしょ!何色の車か言ってみて!」と茶化したり ^^


お付き合いする歴代の彼女は皆んな美人!
クリスのお母さんも「クリス!本当はあなた、目が見えてるでしょ!あなたのガールフレンドになる子は、皆んな可愛い!^^」と大きな笑みを浮かべて嬉しそうに言っていました。彼は日本でいうとメディアに出演している時の乙武さんのような雰囲気を持っています。ハワイ大の音楽学部は小規模なので同じ時期に大学に通っていたクラスメートは沢山クリスから学び、刺激されました。

--------
さて話は少しだけ逸れます。
アメリカから帰国された先生の多くは日本で「どうしてヨーロッパじゃなくてアメリカで勉強をしようと思ったんですか??」と聞かれる事もあるかと思います。

海外に行く理由には留学、結婚、親の転勤、仕事の関係など様々なきっかけがあり、私のように自分の意思とは関係なく親の仕事でアメリカに引っ越しをし、そのまま中学→高校→大学→大学院と現地の教育に溶け込む人も大勢います。大人になってから海外に住んだ理由を聞かれて「親の転勤」の一言で説明できるのは色々説明しなくても良いので、便利だと思うことも出てきました・・・(マサキ先生もミナ先生もその一人です。)


----------

そして話クリスに戻ります。
フィリピンで生まれたクリスがアメリカの地を踏むことになったきっかけは「ハワイで行う目の手術」でした。

1981年にフィリピンのセブ島で一卵性双生児の兄弟と共に生まれます。クリスは1歳半の頃視力を失い、5歳の頃双子の兄弟は癌で亡くなったそうです。

1991年。クリスは「Aloha Medical Mission」というハワイにある医療ボランティア団体が「本物の見た目に近いのガラスの眼球(?)をクリスの目に入れる手術を行う」という目的を通じて、クリスとお母さんはハワイに渡米しました。


クリスのアメリカへの入国のきっかけは「医療」でしたが、この後、ハワイでの生活を通じて縁があり繋がった出会いや、お母さんを始めハワイに住むピアノ指導者のサポートと愛情をたっぷり注がれ、現在ピアニストとして活躍するクリスが存在すると言っても多言ではないと思います。

次回もクリスの続きを。
「大学の勉強」や「課題曲」にどうやって取り組んでいたのかをご紹介できればと思います。

(彼との長年の信頼関係より今回は特別このようにメールマガジンにて書かせてもらっています。)

本日もお読みくださいましてありがとうございました ^^

< ...to...from... >
from Teacher Shintaro,

日本は猛暑が続いているみたいですが、カリフォルニアも暑いです。華氏100度。日本で使われる摂氏に計算すると37度前後の日々が続いています。

私はカリフォルニアでクラシックギターの指導をしているのでピアノとは正直縁はありませんが、こちら現地の子供達の様子を少しお届けします。

アメリカの夏休みは6月から約3ヶ月。この間に音楽に熱心な子供達は「音楽のキャンプ」に通います。ピアノのキャンプがあるように、クラシック・ギターのキャンプもあり、指導者の元で音楽漬けの時間を過ごす事ができます。子供達の長い夏休みも折り返し地点に来ています。
< Reviews Reviews Reviews >
Title:

Classical Themes Level 5

出版社:
Alfred Basic Piano Library



サンプル: こちら
-------------------------------


ElgerのLove's Greetingが似合う生徒がいたので、久しぶりにこの教則本を引っ張り出してみました。

選曲がバラエティー豊かに行われていると思います。ストラウス、モーツアルトのオペラとピアノ協奏曲、カルメンや、チャイコフスキーの6月、ショパンのプレリュード、ヴェルディのDrinking Song、ラフマニノフピアノ協奏曲2番のテーマ。

各楽曲の上には作曲家や紹介文や曲の構成の説明などが載っています。 ショパンのプレリュードの紹介文はトスカニーニの言葉の引用で「If you want to understand harmony, study Chopin」子供には少しだけ重い言葉ですが、忘れがちなコンセプトをちらばめてくれているという意味では楽しい解説です。
< Reviews Reviews Reviews >
Title:

Getting to know the world`s greatest composers, Johann Sebastian BACH


出版社:
Children`s Press


サンプル: こちら
----------------------------------


英文の子供向けの作曲家シリーズの伝記本です。

文章と情報量が多いので現地の小学校中学年のネーティブレベルの英語であれば理解出来る内容だと思います。

英語ができる子供達が興味を持った際に貸し出したり、スタジオで読んだりしています。

< ギルドへ向けて ~ the Yamada School of Music in Tokyo ~ >
次回の発表会が12月9日ということもあり、子供たちは7月の中旬から

「クリスマスの曲弾こうかなー」
「外暑いけど、Frozen(アナ雪)にしよー!」

と半袖短パン。クーラーが効いて扇風機が回った部屋で冬の発表会に向けて新曲がスタートしました。

小さい頃は
「おばあちゃんが、この曲が聴きたいって言ったから!」
「ママがこの曲好きだから」
と選曲をしていた子供達。

小学4年生の男に久しぶりに同伴したお母様が

「この間、おばあちゃんが○○が弾くソナチネが聞いてみたいって言ってたね!」

と投げかけると

「あーオレ、誰かが聴きたいで選曲すると、失敗するんだよな!^^:」

随分と自分を分析できる様になっていました・・・

さて、この子を筆頭に子供達の心は既に新曲に奪われ、
数週間前の6月の発表会で演奏した曲を来年の3月頃まで磨きをかけながら引っ張るか、
12月の発表会の曲をギルドで演奏するか・・・

生徒:「お前のこと、まだ愛してるかわからない」

なーんて6月の発表会の楽譜を眺めながら葛藤する小学校4年生・・・

生徒:「おっし!スケールとカデンツ弾いて愛を確かめる。お前の家のキーはどこだ?」
(彼なりにキーを【調性(Key signature)と鍵(key)】をかけています・・・)


すかさず「え?忘れたの?」っという目つきで私にジロッと見られ・・・


生徒:「・・・やっぱり、いいや、これ・・・」


私:「おしーぃ!それよりも、面白い事言ってたんだから、最後までさっきの役を演じ切って欲しかった!!」


生徒:「あー、あのキモいキャラね」


こんな感じでひとまず、ギルド試験に向けてスタートしています。


みなさんは如何ですか?^^
< イベントのお知らせです! >
ACM米国公認指導者Trushアキコ先生が長野県の松原湖で8月に
アマチュア奏者向けの室内楽フェスティバルを開催します!

是非大人の生徒さんでご興味がありそうな方がいらっしゃる先生、
是非こちらのイベントをご紹介いただければ幸いです!


詳細はこちらより

<松原湖アマチュア室内楽フェスティバル>
公式ホームページ

https://matsubarakofestiva.wixsite.com/matsubarako
以下のサイトではACM米国公認指導者をご紹介頂いています。
〜 東京都心、郊外の高級不動産、外国人物件のスペシャリスト 〜

Plaza Homes

URL: http://www.plazahomes.co.jp

日本語  →  こちら

English →  こちら
〜 東京で英語を使って生活をする家族のサポートグループ 〜

Tokyo Mothers Group


URL:
http://www.tokyomothersgroup.com/activities-for-kids
メールが正しく表示されない場合はこちらWebページ版をクリック

Chofu-shi, Tokyo 182-0007, Japan


配信停止