ACM JAPAN CENTER NEWS LETTER VOL.31
August 7th, 2017
ACM日本支部よりお知らせ:

本部に色々と連絡を入れていますが、
副会長のジュリアがイタリアの音楽祭を主催をしているため、
何も進んでいません。

今しばらくお待ちください


ACM本部よりお知らせ:



本日もよろしくお願い致します。
by ACM Japan Risa Yamada

今年は第15回、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールが開催されました。
2009年に行われた第13回ヴァンクライバーン国際ピアノコンクールでは当時上野学園で学んでいた辻井さんとカーティス音楽院の学生だったチャン・ハオチャンの2人が見事に優勝しました。

アメリカでは「目が見えないから1位になった」「目が見えないピアニストを2位にした際・・・」など、演奏の素晴らしさ以外の事を議論する人もいましたが・・・
前回ご紹介したクリス・サルナの存在を知っているハワイの人は辻井さんの事を「amazing!」と讃えていました。

クリス・サルナの事を書くきっかけとなった、細川元総理の奥様佳代子さんの(ハンディーキャップを持った)彼らが幸せになるか、不幸になるかは、どれだけ理解のある家族のもとに生まれるか。どれだけ理解のある国に生まれるかによって人生の行き先が決まってしまう。少しでも優しい手を差し伸べていけば、幸せな人生を送ることができる」という言葉を元に、今回はクリスがどのように「大学の授業をクリアしていったか」をご紹介します。

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アメリカでは日本でいう「音大」に進学しなくても「4年生の総合大学の音楽科」に通うことである程度のレベルまで音楽を学ぶことができます。州立の総合大学でBachelors Degreeを取得し、卒業後に私立のイーストマンやジュリアードでMasters DegreeやDMAを取得したり、進路は本当に様々です。

総合大学と音楽大学の違いは何?と聞かれると、一言で説明する事は難しいですが、総合大学に通っての音楽科に進学すると、学校側が卒業のために定めたrequirementsが音楽だけではなくなります。

例えばハワイ大のMusic Departmentを卒業するには学部が定める80単位をに加え、学校側が定める卒業必修科目には以下のようなコース(クラス)が含まれます。

1:ハワイ、アジア、太平洋についての教科:1コース
2:人種問題について(300又は400番代のクラス):1コース
3:Oral Communicationというで個人でスピーチなどをして採点をしてもらうクラス(300又は400番代のクラス):1コース
4:Writing Intensitiveという論文などを書くクラス:5コース

その他第2ヶ国語、数学、など


クリスの場合、『教科書を読む』というごく一般的な宿題がクラスで出た際、教科書を点字にする業者に頼んで、教科書を作り直してもらう必要がありました。アメリカで生活をして現地の仕事の遅さを肌で感じた事のある先生方はお気づきかもしれませんが、この点字の教科書は「ごめーん!おくれたー!」と軽いノリで納期より2、3ヶ月遅れて到着する事は頻繁にありました・・・1セメスターで受講する教科書全てを点字にしなくてはならないので、同じクラスを取っている友達が手伝って教科書を音読してあげる方が遥かに効率がよかったです。

「試験の時は別室でTAに答えを書いてもらったり、教授が質問しそれを口頭で答える。」ということを卒業するまで行っていました。

何度も門下の先生に「ピアノだけ演奏したい!勉強をしたくない!」と弱音を吐いた時もありましたが「絶対に学校は辞めない事!卒業したらその意味がわかるから、とにかく頑張れ!」とお尻を叩かれ無事卒業。

そんなクリスの大学生活を目の当たりにしていたので・・・
日本の大学のことはわかりかねますが、
クライバーンに参加した際、辻井さんが学生と聞き色々とあっただろうな。と勝手に考えてしまいます。

彼の優勝は色々な意味でたくさんの人に勇気を与えたかもしれません。

次回はクリスがどのように「課題曲」に取り組んでいたかをご紹介します。


本日もお読みくださいましてありがとうございました ^^


クリス・サルナ公式ホームページ
http://www.chriscernamusic.com/about

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この度、銀座山野楽器本店よりイベントのご紹介をいただいております。

日頃東京音大で指導をされている菊池裕介先生が音大受験のレッスンポイントなどを教えてくださるそうです。

先生だけでなく、参加に相応しいと思われる生徒さんがいらっしゃいましたら是非共有してください!^^

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スペシャルイベント 
菊地裕介氏による音大受験のためのトーク&コンサート

日にち:8月19日(土曜日)
時間:13時開演(12時半開場)

場所:銀座山野楽器本店7階

入場料:1、000円

・要予約
・全席自由

ホームページはこちらをクリック

< Reviews Reviews Reviews >
Title:

Lang Lang Academy: Faber Edition (Mastering the Piano Level 1)


出版社:

Faber Music

サンプル: こちら
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Lang Langが教則本を出した事は知っていましたが、正直あまり興味はありませんでした。「見て見るか」くらいの軽い気持ちで購入して中身を見てました。最初の10ページは彼の言葉や演奏している写真・・・Lang Lang自身についての内容が満載ですが、実際に音符が見えてくると「なーるほどぉ」という内容です。

『Lang Langが先生だったら』という内容です。どのような曲を生徒に選び、テクニックの練習や準備体操はどのように行い、生徒とどのようにピアノのレッスンでコミュニケーションの一環としてゲームを取り入れ、どのような注意点がでてきそうか・・・という内容です。

5冊出版されているとのことで、レベル1のみ購入してみましたが、レベル1=初心者とは限りません

小学校中学年の生徒さんで、Lang Langに興味がある人にとってはとても面白い内容なのではないかと思いました。

夏休みが明けたら一部の生徒に使用してみようと思っています。
< Reviews Reviews Reviews >
Title:

Getting to know the world`s greatest composers, Johann Sebastian BACH


出版社:
Hal Leonard


サンプル: こちら
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「モアナになりたい!」「モアナが弾きたーい」

女の子数名のリクエストにお答えして、取り寄せました。Frozenの時は皆んながLet it goを弾きたく、「劇中歌のLet it Goがいい!」「私が弾きたいのはそっちじゃなくて、エンディングのLet it go!」など随分と振り回されましたが今回は皆んな違う曲をリクエストしてくれたのでバランスよく楽譜を使えています。

左手の伴奏にオクターブが頻繁に使われているので、小さい手の子は少々大変ですが音を削ったりして対応しています。

このようなポップ・ミュージックのみをギルドで演奏する際「ジャズ・ポピュラー部門」よりエントリーし合格すると「ジャズ部門」の修了書が得られます。

採点内容はかわりません。是非!

< ギルドへ向けて ~ the Yamada School of Music in Tokyo ~ >
夏休みを謳歌している子供達。

私はというと・・・
10年前より毎年the American School in Japanでのサマーキャンプで働いています。

ASIJ Summer Day Camp
https://www.asij.ac.jp/SDC-chofu

若く体力があった時期は音楽やスポーツを教えていました。
数年前からは実母と同じ年齢のベテラン組と一緒にMain Officeにてキャンパーと保護者の対応をしています。

職務内容は・・・850名分の出欠席を管理するのがメインなのですが・・・8時に業務が始まるのですが、あっという間に17時。。。という生活です。



生徒の住所を見ると埼玉、相模原、東京都北区。そして時には福岡や静岡!
幸いASIJのキャンパスが近所にあるため、毎年ピアノ教室の生徒や、日頃リトミックを教えている幼稚園の卒園生が何名も参加をしてくれ、生徒の別の顔を見ては「集団ではこんななんだ!?」とまるで保護者の気分です ^^;


毎日プールの授業があるのですが、アメスクのプールは飛び込み台があるため、一番深いところは3メートル。

「この子、水着忘れました・・・」とカウンセラーに連れられてオフィスに入ってくる生徒の顔を見てピーン!と直感が働きます。

「あ!プール入りたくない顔してる!深いから怖いんでしょ?だからわざと水着忘れたんでしょ!」

「先生、明日さ、ちゃんと先月分のお月謝持ってくるね!」
「学校には持ってこなーい!それより水着、オフィスの借りて、サッサと入る!はい
GOGO!」


他には


「○○君連れて来て!女の子を『おばさん!』って呼んで泣かせたみたい!」
顔見て初めてわかりました、あちゃー、この子前の学校での教え子・・・
オフィスまでの廊下を一緒に歩きながら

「あのさぁ、『おばさん』の意味わかってる?」
「・・・うん・・・」
「私を『おばさん』って呼んだらどうなるか、想像できるよね?」
「・・・怖い・・・」
「なーんで、同じ3年生をオバさんって呼ぶかなー」
「・・・間違えた・・・」
「んなわけないでしょ!とりあえず、涙出るまで怒られておいで」

このようなことを17時まで行い、子供達が安全に帰宅できているであろう事を確認できるとオフィスのメンバーは帰宅をします。


帰着時間は17時20分。
息子を母の元へ迎えに行き、17時45分から19時までピアノのレッスンです。

レッスンが終わってから息子に「チリンチリン(自転車)でアイスを食べに行く!」みたいな事を言われると「ひえー!」と心の中で絶叫していますが、キャンプの間の4週間はお互いコミュニケーションを取る時間が少なくなってるから・・・と思い隣の駅のサーティーワンまで自転車をこいだりしています。駐輪場に自転車を止め、息子を下ろそうとすると、爆睡している時はがっくり(笑)


バタバタはしてはいますが・・・
こんな風に過ごせる夏は人生で数回だろうな、なんて蝉の声を聞きながら自転車をこぎながら思っています。



みなさんは如何ですか?^^
< イベントのお知らせです! >
ACM米国公認指導者Trushアキコ先生が長野県の松原湖で8月に
アマチュア奏者向けの室内楽フェスティバルを開催します!

是非大人の生徒さんでご興味がありそうな方がいらっしゃる先生、
是非こちらのイベントをご紹介いただければ幸いです!


詳細はこちらより

<松原湖アマチュア室内楽フェスティバル>
公式ホームページ

https://matsubarakofestiva.wixsite.com/matsubarako
以下のサイトではACM米国公認指導者をご紹介頂いています。
〜 東京都心、郊外の高級不動産、外国人物件のスペシャリスト 〜

Plaza Homes

URL: http://www.plazahomes.co.jp

日本語  →  こちら

English →  こちら
〜 東京で英語を使って生活をする家族のサポートグループ 〜

Tokyo Mothers Group


URL:
http://www.tokyomothersgroup.com/activities-for-kids
メールが正しく表示されない場合はこちらWebページ版をクリック

Chofu-shi, Tokyo 182-0007, Japan


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